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2004年6月20日(344号)
■船井氏の考察
経済誌に船井総合研究所会長船井幸雄氏が、次のような意見を寄せておられた。以下はその抜粋である。
○上手に経営するのも上手に生きるのも、コツはまったく同じだ。
○単純に考えて、単純な手を打てばよい。
○健康のコツは、『くよくよしない、心配しない』のが上手に健康に生きる決め手。
○上手に生きるコツは、どんな時も楽しく明るく生きていればよい。
尤も同氏のこの思想は、可なり以前から一貫している。その考えの基本は、
○人間は『自然の理』には従わねばならない。それに反すると自らを滅ぼす。
だから生きる姿勢は
○できるだけ自由に ○できるだけあけっぱなしに ○できるだけ競争しないで○できるだけムダをしないで ○できるだけ世のため人のために尽くす
全く同感である。しかし凡俗の現実は、なかなかこうはならない。下手をするとみんな逆向きになっていることすらある。連日のように新聞紙上を賑わせている忌まわしい事件の数々は、すべてこの正しく生きる姿勢の正反対を向いている。
そんな大袈裟な事件でなくても、我々日常の生活をしている上でも、しょっちゅう逆向きの問題にぶつかっては、くよくよしたりしょげ返ったりしている。そもそも人生というものは、思い通りに動かないのが当たり前。とは解っていても思い通りに行かないと、腹を立てたり愚痴をこぼしたりが凡俗の偽らぬ姿であろう。
表裏一体という言葉がある。表裏一体の物事を、表からみるか裏から見るかで正反対の解釈となる。船井氏はかねてツキを重視されている。
『ツキを掴まえなさい』
『ツイている人と付き合いなさい』。
この考え方をもう少し広げると、
『俺はツイているぞ。』
と思えばよい。逆境に遭遇しても、
『これは俺にとって良いことなんだ。』
と思えばよい。
船井氏の考察も将にプラス思考、思い方次第、心掛け次第ということであろう。物事を表から見るプラス思考に則れば、心は楽しく世の中は明るくなること必定である。
この稿の終章に船井氏は、
『現状の資本主義(暗にアメリカン・デモクラシーを指してのこと)は、成長すればするほど「自然の理」に反するようになるので、このままでは存続し得ない。近未来に大変化するでしょう。』
と予言しておられる。
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